新型コロナウイルスが教えてくれたこと

「緊急事態宣言」が発令されたとこにより、

対象となった都市部の管理組合の皆様におかれましては、自身のマンションで

共有しながら暮らす中での様々な課題にどう対応していくかをご検討され、すでに実行されていらっしゃると思います。

「えっ??何か考えることがあるの?」

そう思われた皆さまに、FBで書かせていただきました内容をこちらでも再度まとめてみましたので、「???」を「!!!!」にする参考になれば嬉しいです。

人と人とが接する場所が居住の場所

エレベータや集会所、リッチなところではジムなんかも共用施設ですよね。

エントランスから自宅の専有部である部屋にたどり着くまでに、共用部を通っていくわけですし。

多くの人が寄り添って暮らす長屋です。

では管理組合として何を考えてらいいのでしょう?

◇誰もが既にウイルスと既に共存していると考える

◇濃厚接触云々ではなく、すべての施設の利用をどうする?

◇マンション内で発症された方がいたらパニックになる方がいるかもしれない

◇自宅に引きこもってしまわれた、ご年配の方や、お一人暮らしの方の安否はどうする

◇管理人さんが勤務しているところでは、ゴミ出し、 清掃をしてもらってるけど…

◇理事会はどうする?緊急な案件はある?

◇ペットは大丈夫?    などなど

密に暮らすので危険であり

密に暮らすからこそ安心でもある

管理組合という「自治」

この独特な「自治力」で自分たちができることを考えてみたら

こんな利点がありました。

お互い様の精神、気遣う暮らし

それは、日ごろのマンションを維持管理していく中で

生まれやすいもの

行政のトップダウンではなく、

管理会社が考えるのではなく

自分たちの住まいの中で、管理組合で

命を守ることは住まいも守ること

そう考えれば声かけができますよね。アクションよく。

●気になるお宅の安否確認はインターフォンで確認できる

●マンションによってはネット回線でお知らせも会話もできる

●日頃から理事会をきちんと開催しているから、 緊急事態にどんな行動をとるか、 誰が指揮をとるのか経験からアクションが取れる

●日頃から広報活動をしていると、この広報を利用し正確な状況を発信出来る など

これらは、災害に対して備えている管理組合にとっては、その備えをそのまま実践するだけなんですよね。

そうなんです!管理組合として様々な災害に対して備えておくと

アレンジをすればいくらでも応用をして使えるわけです。

この「基盤」を突然作ることはできませんが・・・

この機会に、ご自身の管理組合がどこまで、どんな風に災害にたいして備えているのか?どうしたらよいのか?

居住者皆さまで考える機会を管理組合で作ってみてはいかがでしょう。