「共有」することから始まる繋がり

分譲マンションの管理組合、自治会の方々の共通の課題となるのが「運営に携わってもらえない」ということ。なぜ携わりたくないのでしょう?

「できる限りなにごとにも関わらずに過ごしたい」

そう思う人が多いということのようです。特に「大きな災害」に遭ったことがないと「お互い様」の気持ちがうすれていくのでしょう。

「誰かがやってくれる」

この、「誰か」は「皆さん一人一人」なんですよね。マンションも地域も人と人とが繋がり何かを運営していくためには、この「共通認識」を確認する。理解してもらうことから始まると思います。

最低限は知っていて欲しいことを共有することで、なるべく関わらずに暮らしていけることにもなります。

分譲マンションの場合は「管理規約」「使用細則」管理会社との「委託契約」理事会の議事録等々、マンションの所有者、居住者共にこれらのことを「共有」しておかなくてはならないことがあります。

✔共有して管理する

✔共存して暮らす

この二つは、防災・備災に取り組む前にすでに義務なんですよね。コロナ渦の中、人と人とが集まることができない、そんな世の中でその義務をどのようにして「共有」していけばよいのだろうと、様々な模索が始まっています。

今回、「管理組合のホームページ」という形で無理なく運営して、様々な「共有」をしていこうとされている東日本大震災を経験している仙台の管理組合をご紹介させていただきます。

Wooマンボープロジェクトのサポートをしてくださっています、小島浩明氏のご自身のマンションでもあります。↓こちらをクリックしてみてください。

https://view-pal.sakura.ne.jp/wp/

「うわあ!ハードル高いよ…」

そう思われた方も多いと思います。が、いいんですそれで。

まずは、自身のマンションの規模に合わせてできることを探す為のヒントにしてみてください。「これならできそう!」や「これをアレンジできないかな?」そんな会話を、管理組合、理事会で話題にすることから初めてみる。

✔災害時は正確さとスピードが重要な情報。

混沌とするからこそ、「正確な情報」のもとの行動と話し合いが必要不可欠です。日頃の管理組合の運営からこの「正確な情報共有」の練習を繰り返していくことは、マンション防災の一番重要なことです。

Wooマンボープロジェクトでは、その方法の模索からサポートさせて頂きます。ちょっと取り組んでみようかな…そう思われた方は、お声掛けくださいね。

マンションの管理組合に限らず、地域の自治会の皆様のサポートもさせて頂きます。

これからの地域防災

お久しぶりの投稿です。

Wooマンボープロジェクトは、分譲マンションの管理組合様と地域を繋ぐ防災・備災を目指してコロナ渦の中、粛々と活動しています。

  【トイレとゴミを考える】

「集まって住む」という生活の基本を考えることであり、災害時においても重要なこと。マンボープロジェクトが大切にしているテーマの一つです。

「集まって住む」というと、マンションのような集合住宅のことでしょと考えてしまいますが、それは戸建てでも同じですよね。パイプラインというものを共有して街はつながっているのですから。マンションも含めてすべて大きな集合住宅。

そんな、考えのもと【日常生活からトイレとゴミを考えることで災害に備える】と、いうテーマで管理組合のサポートはもちろん、地域の防災活動に取り組んでいます。

近年のたび重なる災害から、防災への意識も随分と変化してきました。コロナ渦の中、「災害」というものと向き合う学生さんが増えていることが、とても嬉しい。

その学生さんの学びの場として、静岡新聞 SBSが取り組む「TeamBuddy」さんが企画した高校生が体験して学ぶ『避難所体験』に、「トイレ」の担当でお話させていただく場を頂戴致しました。

『避難所』
今までのイメージでは、『公共施設や学校の指定避難所』でみんながそこに避難する場所だったと思いますが、そうではないの。『避難所』は災害時に自分たちが過ごす場所と考えてみてね。自宅だったり、知人宅だったり、車の中だったり… 
『指定避難場所』といわれるところは、災害時に行き場のない方が一時的に身を寄せて避難生活する場所。そういう人達が遠慮せず身を寄せれるようにすることが大事。だから、避難所は地域のみんなが考えなくてはならないこと。もちろん運営自体もその地域に住む皆さんで行うんです。

そんな話から、【排泄を我慢せず、できる限り衛生的な避難生活を送るために】お話ししました。

そして、どんな角度から、災害の話をしても必ず最終的にこの一言を一番強く伝えています。

建物も住まいも、まち全体が災害に動じない、最小限の被害で済むようにすることが一番の備えよ。トイレのことも命あってのことだからね。

真っ直ぐに現実を見ている学生さんたちと、また、災害のことを一緒に考えて、実践していける日を楽しみにしています。Wooマンボープロジェクトは、年齢なんて関係ないプロジェクトですから。

今回素敵な企画にお誘いくださいました
  静岡新聞、SBS放送 様

お力添え下しました
  TOTO株式会社 静岡営業所 様
  静岡市駿河区地域総務課 様  

    ありがとうございました。